ボディーガイド コンディショニング×トレーニング 西荻窪

腰痛とストレス①【西荻窪・パーソナルトレーニング】

「腰が痛い」 そんな時、どんな対処法を思い浮かべますか?

・ストレッチをしてみる
・マッサージを受けに行く
・骨盤の歪みを矯正する
・湿布を貼って安静にする
・体幹エクササイズをしてみる

というところが一般的な考え方ですよね。
これら発想の根幹は「筋肉や骨の構造に異常があるのでは?」というのが元となっています。
もちろんそのケースは多分にありますので、間違いではありません。

*

しかし、今回のお話はそこに主眼を置きません!

「この情勢だからこそ考えられる別の原因があるよ」
という、ちょっと変わった視点からの『腰痛』をご説明します。




ストレスが原因の腰痛

コンセプトのページでも書かせていただいているのですが、

筋肉や関節に異常がなくて、
「今日のセッション、大半おしゃべりだったよね?痛みは消えたけどさ(笑)」
ということがあります。

だからか、「魔法の手」だとか「神の手」だとかおっしゃって頂くことがあるのですが…
別にKUMAがスピリチュアル人間なわけでも、特殊能力を使っているわけでもないのです。
根本原因が「ストレスだったから」というだけなのです。
ただ単に毒を吐いてスッキリしたら、身体もスッキリしたということなのです。

長年お身体を触らせて頂いてきてわかってきた“感覚”や、
お付き合いが長いメンバー様でしたら“性格や傾向”でわかることもあり、そういうことで判断していることももちろんあります。
しかし、ただの“経験とカン”だけで「ストレス要因の◯◯」と結論づけてはいません。
でなければ「インチキ」ですからね(笑)
なのでいつもちゃんと根拠をお話しています。

*

今まさにこの世の中は、コロナウイルス騒動によって
自粛・自粛・自粛…で制限だらけ…
ストレスが溜まらないわけがないですよね。

なので、
「テレワークのせいで腰痛になったわ」
と思っているけど、そうではないかもしれないと疑うことも必要かと思っています。

*

この知識と経験が今、身体の問題に直面している方を好調へ導く“きっかけ”くらいにはなれるのではないか?
という想いを込めて、筆を進めていきたいと思います。

東洋医学の智慧

「人間も自然の一部」 自然と人との関わりを基本的な考え方として展開する漢方医学。

漢方は薬のことだけを指しません。
薬膳や日々の養生など、未病(病気になる手前)を癒すことを意味します。

この考え方はコンディショニング&トレーニングの考え方に共通します。
なのでその智慧も得て、解剖学や力学と合わせて構築しています。

ただ闇雲に鍛えても身体のコンディションは整いません。
根拠をもとに、自分の身体と今の状況を照らし合わせてトレーニングをすることが大事です。

陰陽五行説

漢方理論は陰陽五行説にあります。

陰陽論(自然現象における対立関係) =静×動・寒×熱・夜×昼・月×太陽・水×火・下×上・女×男・暗×明・冬×夏・地×天 etc.

「依存×対立」関係で「バランスをとっている」という考え方。

五行説(自然界に存在するすべてのもの) =木・火・土・金・水(もっ・か・ど・こん・すい)

「助け合い×制約しあう」関係「バランスをとっている」という考え方。

約2000年前にこの陰陽五行論がさらに拡大され、養生と医療の分野に採用されました。

五臓説 五行論を医学に応用したもの。
体腔の中でも比較的大きく充実した五臓がそれぞれの特性とに合わせて割り当てられた。
ここでいう「臓」は、西洋医学で言う臓器とは扱いが違います。
例えば「脾」は脾臓を指すものではなく、消化吸収に関わる「胃腸の働き」を指しています。

「助け合い×制約しあう」関係「バランスをとっている」という考え方。

五行配当(一部抜粋)
他にも「万物は木・火・土・金・水に割り当てられる」とし、五行に配当されている。
これを参考に“自然と人体が共生していく知恵”として使われています。

 

腰=腎の府

仕事や日々の生活の先行きが見えない恐怖や不安
コロナウイルスに感染してしまうのではないか?という恐怖や不安
いつ終息するのかわからないコロナウイルス、先行きが見えない恐怖や不安
政府の対応政策、自分の周りの人からの配慮などが、自分の思う通りにやってもらえないことから湧き出る不平や不満

自覚・無自覚、程度などは人それぞれだとは思いますが、
このようの情況、このような思いや感情が蔓延していると思います。

この環境要因心的要因から人体にどのような影響を及ぼす可能性があるのかということを陰陽五行説から説くと…


①不安や恐怖=(腎)が弱る

②批判したり責めたりする=(肺)を酷使する
新型コロナウイルス肺炎ですからね…肺を弱らせることは避けたいですね!

ということが考えられます。

そして「腰」は、「腎の府」とも呼ばれ、腎の影響を受けるのです!

なので、「腎(水)を養う」ということをしないと、腰痛はなくならない可能性があるのです。

腎養生について




この記事を書いた人

KUMA
KUMAコンディショニングトレーナー
『思い通りに動く』 を科学して運動を通じて問題解決へ導くトレーナー。
*節々の怪我や違和感の原因究明
*日常動作の改善
*競技能力向上
*生活習慣病対応
*手術後等の後遺障害リハビリ
*マタニティヘルス(産前産後)
などの臨床経験多数あり。
2022年6月に東京都杉並区西荻窪に自店舗『ボディーガイド コンディショニング×トレーニング』を構える。
その他、株式会社スポーツオアシス契約トレーナーとして雪谷24Plus店(田園調布)にて勤務。
現場一筋、指導歴は16年目に突入。
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