足裏3点を理解できたら、次です。
場面ごとにどう支持基底面に変化があるのか?をご紹介していきます。
支持基底面は読んで字の如く、バランスを取るための基礎部分です。
これを知ることで、バランス感覚への理解は格段に上がります。
支持基底面によってどのようにバランスに影響が出るのか?
まずはモノで考えて行きましょう。
自動車×バイク
自動車は4輪。
小回りはきかないが、支持基底面の幅が広いので横転しにくい。
バイクは2輪。
小回りがきく反面、支持基底面の幅が狭いので、横転しやすい。
幅が広くなる程、安定が増しますよね。
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では人間で考えて行きます。
片足立ち × 気をつけ
つま先をつけた気をつけ × つま先を開いた気をつけ
つま先を開いた気をつけ × 休め
休めー休め × 一歩前
休め+一歩前 × 休め+一歩前+杖
一見同じような動作でも、幅や前後関係を変えると基底面が増すのがお分かり頂けると思います。
動作要件によってではありますが、安定した姿勢を取りましょうとなれば、
支持基底面をいかに広げるか?を考えるわけです。
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わたしはよく満員電車での立ち方で事例をお話します。
電車は揺れる、でも人にぶつからないように安定を求められます。
どうすれば良いのか?
最低限、肩幅程度の幅を確保すれば良いわけですね。
できれば、片足はやや前へ。
可能であれば、少しだけしゃがむ。
これだけでだいぶ自分軸が取りやすくなり、ちょっとやそっとではグラグラしなくなります。
重心を知る
支持基底面が理解できたら、次は重心です。
重心とは、その物体の中心点です。
どんなに支持基底面を十分確保していても、重心がブレてしまうと安定性は減ってしまいますので、合わせて重心点についても理解を深めて行きましょう。
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では、人間の重心点はどこでしょうか?
人体の重心点は以下の通りです。
人体の重心点はヘソ下(もしくは丹田)と覚えていただければ十分です。
各体勢に応じて、重心点から垂線を下ろした時に、支持基底面の真ん中と合致するのか?がバランスを取る上で重要な要素となります。
(=圧中心点)
支持基底面を広く保っていても、重心軸がブレてしまっては元も子もなくなってしまいます。
支持基底面の真ん中に向かって、ずっしりと構えられる位置はどこだろうか?
そんな試行錯誤をしながら練習を繰り返すことも、トレーニングの一つです。
この記事を書いた人
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『思い通りに動く』 を科学して運動を通じて問題解決へ導くトレーナー。
*節々の怪我や違和感の原因究明
*日常動作の改善
*競技能力向上
*生活習慣病対応
*手術後等の後遺障害リハビリ
*マタニティヘルス(産前産後)
などの臨床経験多数あり。
2022年6月に東京都杉並区西荻窪に自店舗『ボディーガイド コンディショニング×トレーニング』を構える。
その他、株式会社スポーツオアシス契約トレーナーとして雪谷24Plus店(田園調布)にて勤務。
現場一筋、指導歴は16年目に突入。
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