お客様各位
女性オーナートレーナーが運営する小さなパーソナルトレーニングジム
ボディーガイド コンディショニング×トレーニング
オーナーの熊野 奈央子です。
梅雨も明け、連日35℃を超える猛暑が続いております。
連日、あらゆる媒体で「熱中症対策」の記事や特集が散見されますから、対処法はみなさんご存知のことと思います。
では、「熱中症予防」についてはいかがでしょうか?
後半部分からは、東洋医学(漢方)の観点からの熱中症予防について少しお話をまとめたいと思います。
お盆が明ける頃には少しは涼しくなるのでしょうか…
それとも30℃が涼しいと感じる日が来るほうが早いのでしょうか…
夏は陽気が高まっている時です。
肉体的にも精神的にも、陽気を活用して積極的に動くことが冬支度の1つとなります。
ただし屋外での活動は危険な日が多いですので、くれぐれもご無理はなさらずに…
ボディーガイドは「店内室温25℃ 湿度50〜60%」と運動環境を整えております。
皆様に快適に活動的になっていただける場所を作ってお待ちしております。
それではまず、8月のスケジュールをお知らせいたします。
ボディーガイド
熊野 奈央子
夏季休業日・曜日変更
8日(木)〜11日(日) 夏季休業日
この期間に頂いたWEB予約の承認と各種お問い合わせは、12日(月)9:00頃より、順次応対させて頂きます。
8/13(火)-8/15(木)
スポーツオアシス雪谷24Plus店 夏季休館日に伴い
8/12(月祝) スポーツオアシス雪谷
8/13(火) 西荻窪本店
以上のように営業曜日を変更させて頂きます。
ご不便をおかけし申し訳ございませんが、何卒よろしくお願い申し上げます。
初回体験のご予約受付について
8月末までのご予約を承っております。
西荻窪本店
月 13:00-20:00
水 14:00-21:00
金 13:00-20:00
土 10:00-18:00
スポーツオアシス雪谷24Plus店
火 12:00-21:15
現在満員のため、初回体験の受付を中止いたしております。
漢方からの考える熱中症
気陰両虚
夏の暑さでダラダラと汗をかき、疲れが取れない状態を、漢方では「気陰両虚」と言います。
発汗をすると、体に必要なエネルギー(気)と陰液(体液)を消耗します。
大量の発汗で陰液(体液)を消耗してしまうと、さらに気が失われます。
陰液(体液)が不足するということは、体に熱ががこもってしまいます。
体中に張り巡らされる血管という名のパイプに冷却水が流れず、むしろ温かい水が流れてしまうのです。
熱を冷ます機能が弱まるのはもちろんのこと、体が温まって脳が茹ってしまいます。
暑さで頭がクラクラするのは『陰液(体液)不足』による症状ということになります。
発汗によって失われる『気と陰液(体液)』を補う
①こまめに水分補給
人間の身体はたくさんの水分(成人で60%・子供は70〜75%)で満たされています。
これを枯渇させないことが陰液(体液)を補うということになります。
水やお茶(麦茶、緑茶、黒豆茶、ハト麦茶など)を少量ずつこまめに補給しましょう。
ガブ飲みしてしまうと胃腸に負担がかかり(=実際に胃がチャポチャポします)
吸収ができないという自体に陥ります。
また、「ペットボトル症候群」が昨今あらゆる媒体で紹介されるようになってきましたのでご存知の方も多いかと思いますが、
冷たくて甘い飲み物は腸の絨毛にて吸収しやすいという利点もあるのですが、味も喉越しも良く飲みやすいので、ガブ飲み(飲み過ぎ)を誘発しやすいのです。
スポーツドリンクは、スポーツや暑い場所での作業の予定など、激しい発汗が見込まれる時に。
経口補水液は緊急時に。
正しく使い分けましょう!
糖分や塩分の摂りすぎで違う病気になってしまいます…
②気を補う
体のエネルギーとなる気は、食事と呼吸から作られます。
薬膳の観点から『黄色の食材』の摂取がエネルギーを補う食べ物です。
穀類(お米など)や芋類が黄色食材にあたりませ。
また、見た目の色が黄色いものはズバリ黄色食材ですので、見た目の色で選んでも間違いないですよ。
(カボチャ、とうもろこし、バナナなど)
③気を司る「脾胃」を補う
①の実行とともに考えるべきは、気エネルギーを司る「脾胃」のことです。
冷たいものを摂りすぎると胃腸機能を低下させてしまう恐れがあります。
運動中など激しい発汗がある場面を除き、
日頃摂取する飲み物や食べ物は、なるべく常温や温かいもの、甘くないものを選ぶようにしましょう。
④夏野菜と鹹味(ミネラル)
夏の旬野菜は熱を冷ます食材です。
日頃から取り入れることで体温の上昇を抑えるようになるので、予防になります。
また、鹹味(ミネラル)は血中の温度を下げる作用があります。
塩をそのまま舐めろ、というわけではありません。
③に倣い、日頃から温かくて程よい鹹味(ミネラル)を摂ることができる味噌汁やお粥や煮物などの調理を取り入れ、摂るように心がけるのも予防の一助となります。
結語
以上の「漢方から考える熱中症の予防」は急病人への処置ではなく、日頃の積み重ねが重要です。
漢方の智慧は「日々の養生」から体を健康に保つことができるよう目指すものです。
少しずつ取り入れて試してみて構築していくことで、軸の強さを増したり、
たとえブレが生じたとしても軸が倒れてしまう程大きく揺るがないように備えることができるようになったり、
筋力トレーニングと一緒で、少しずつできるようになっていくのです。
トレーニングも養生も1日にして成らずです。
今からでも遅くないです。
日頃のキンキンに冷えたビールを1本減らすだけでも変わると思います。
正しく知って、備えて、暑さを乗り越えましょう!
この記事を書いた人
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『思い通りに動く』 を科学して運動を通じて問題解決へ導くトレーナー。
*節々の怪我や違和感の原因究明
*日常動作の改善
*競技能力向上
*生活習慣病対応
*手術後等の後遺障害リハビリ
*マタニティヘルス(産前産後)
などの臨床経験多数あり。
2022年6月に東京都杉並区西荻窪に自店舗『ボディーガイド コンディショニング×トレーニング』を構える。
その他、株式会社スポーツオアシス契約トレーナーとして雪谷24Plus店(田園調布)にて勤務。
現場一筋、指導歴は16年目に突入。
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