ボディーガイド コンディショニング×トレーニング 西荻窪

8月のスケジュールについて/夏バテ予防策【西荻窪・パーソナルトレーニング】

東京都杉並区西荻窪 唯一!
女性オーナートレーナーが運営する小さなパーソナルトレーニングジム
ボディーガイド コンディショニング×トレーニング

オーナーの熊野 奈央子です。

 

暦の上では「大暑」を迎え、文字通り暑さのピークとなっております。

暑い中ご来店・ご来館頂くメンバーさんたちには
「いらっしゃるだけで優勝!」
とお伝えしております。笑

35℃がアベレージとなってしまいましたねぇ…
なんて嘆きながらも、みなさまの健やかな生活のために共に汗かき歩む日々です!
8月もぼちぼち頑張りましょうね!

後半では東洋医学(漢方)の観点からの暑さのピークで行う夏バテ予防のための養生について少しお話をまとめたいと思います。

ボディーガイド
熊野 奈央子

夏季休業日/代替営業日について

初回体験のご予約受付について

8月末日までのご予約を承っております。

現在発生しております台風9号の影響が懸念されるため、2日(土)の初回体験の受付を全面中止させて頂きます。
(既にご予約のメンバー様には、台風対応についての詳細を個別にご連絡差し上げます。)
ご不便、ご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程よろしくお願い申し上げます。

※既存メンバー様、お久しぶりのご受講の方は直接ご連絡ください。

西荻窪本店

月 13:00-20:00
水 14:00-21:00
金 12:00-19:00
土 11:00-18:00

ルネサンス雪谷24

火 12:00-21:15
現在満員のため、初回体験の受付を中止しております。




三伏天(さんぷくてん)とは?

1年のうちで1番陽気が盛んな季節、気温が高く蒸し暑い日々、つまり真夏の時期を指します。この時期を3つに分類して「三伏天」と呼びます。

2025年の陰暦は以下の通りです。
この期間は後に続きます「養生」のポイントを意識して過ごすべき時期となります。

7月20日〜29日(夏至から数えて3回目の庚の日) 「初伏 (しょふく)
7月30日〜8日(4回目の庚の日) 「中伏 (ちゅうふく)
8月9日〜18日(立秋後の最後の庚の日) 「末伏(まっぷく)

 

(かのえ)は五行で言うところの「金の兄」であり金性になります。
「金は火(夏)に伏せられる関係(火剋金・相剋)の為、火性が最も盛んな時期の庚の日は凶とするという考え方となります。

三伏天が始まる日が偶数の場合、晴れる日が多く雨が少ない傾向があるとされています。
実際に今年は梅雨明けが早く雨があまり降っていません。

また、三伏天の始まりが遅い年は猛暑になるとも言われています。

偶然かもしれませんが、当たっていますよね。




三多三少(さんたさんしょう)

東洋医学では「冬病夏治(とうびょうかじ)という言葉があります。
秋冬に出る不調は夏の間に治すと言う意味です。
冷え性・低体温・胃腸の不調が出る方はもちろんですが、
不調の自覚の無い方も秋冬を元気に過ごすために三伏天の時期から養生を行いましょう!
そこで抑えるべき考え方が「三多三少」です。

①多=水分補給を多めに

人間の身体はたくさんの水分(成人で60%・子供は70〜75%)で満たされています。
これを枯渇させないことが陰液(体液)を補うということになります。

水やお茶(麦茶、緑茶、黒豆茶、ハト麦茶など)を少量ずつこまめに補給し、より汗をかいてしまう三伏天の時期は頻度を気持ち多めに摂取しましょう。

一度にガブ飲みしてしまうと胃腸に負担がかかり(=実際に胃がチャポチャポします)
吸収ができないという自体に陥ります。

また、「ペットボトル症候群」が昨今あらゆる媒体で紹介されるようになってきましたのでご存知の方も多いかと思いますが、
冷たくて甘い飲み物は腸の絨毛にて吸収しやすいという利点もあるのですが、味も喉越しも良く飲みやすいので、ガブ飲み(飲み過ぎ)を誘発しやすいです。

スポーツドリンクは、スポーツや暑い場所での作業の予定など、激しい発汗が見込まれる時に。
経口補水液は緊急時に。
正しく使い分けましょう!

スポーツドリンクや経口補水液を常用していても熱中症予防にはなりません!
糖分や塩分の摂りすぎで違う病気になってしまいます…

 




②多=野菜・果物類を多めに

基本的な考え方としては「旬のもの」を摂るように意識してみましょう。

五行から見ると「苦味」のある食材や「ウリ科」の食材は、体の余分な熱を冷ましたり、余分な水分を排出したり、解毒を促す効果がありますので、多めに摂取しましょう。

苦味:ゴーヤ・ピーマン・セロリ・山菜など

ウリ科:キュウリ・冬瓜・スイカなど

 




③多=運動を少し多めに

クーラーの効いた部屋で一日過ごしていると、気づいたら全く動いていないじゃないか?!ということになりがちです。
ストレッチやラジオ体操などで軽く身体を動かす習慣を身につけましょう。

また、朝5〜7時または夜6〜7時の間に、背中に日差しを当てながらお散歩やジョギングすることも有効です。

背中は陽属性です。
クーラーの風ばかり浴びていると背中が冷えてしまい、知らず知らずのうちに陽気を消耗させてしまいます。

日差しの弱い時間帯に外で運動することで、背中を温めてエネルギーのバランスを保つことができるのです。

 




①少=冷たいものを少なめに

三伏天の頃は、外気の暑さに気を取られ気づきにくいですが、
身体の内側は暑さによる消耗で陽気が少なくなり、冷えやすい状態になりがちです。

特に冷え性・胃腸の弱い方は夏に入ると調子が良くなる場合が多いので、体調が良くなったと錯覚を起こしている場合もあります。

冷たいものの摂りすぎは下痢・胃痛・食欲不振・消化不良…つまりは夏バテを引き起こします。

全てをとは言いませんが、温かいものもしくは常温のもの飲んだり食べたりすることも取り入れましょう。

この時期のアイスや冷たいビールは最高ですが、過多にならないようバランスをとりましょう。

②少=冷えすぎた環境を避ける

冷房環境に身を置きすぎると、汗をかく機会が減り、体温調節機能が鈍くなってしまいます。

なので、先にも(③多=運動を少し多めに)記した通り、暑すぎない時間帯(朝5〜7時か夜6〜7時)に外に出て、強すぎない日差しを浴びながら運動をすることをオススメします。

また、冷房環境に身を置きすぎることで寒気が侵入してしまうと、
風邪をひいたり冷え性になったりしてしまいます。

程よく汗をかくことが大切です。
汗のかきすぎは消耗してしまうので、「適度に」を心がけましょう!




③少=徹夜・夜更かしを少なめに

夏はそもそも日照時間が長いので、自然に睡眠時間が短くなりがちです。
それに加えて暑さで消耗をしています。

そこに徹夜・夜更かしをしてしまうとさらに気血の消耗が激しくなって夏バテにつながりますので気をつけましょう!

睡眠による回復を補うために、11:00〜13:00の間に15分程お昼寝を取り入れることもオススメです。

夏は「心」を養う季節で、この時間は心の経絡に関係する時間帯だからです。

 




 

結語

極端すぎる環境に全てがおざなりになりがちな季節ですが、今元気であったとしても、そのツケが2〜3ヶ月後にやってきます。

既に不調が出始めている方は、特に野菜と果物の摂取に少しずつ取り組んでみてください。

残念ながら即効性はありません。

少しずつ取り入れて試してみて構築していくことで、軸の強さを増したり、
たとえブレが生じたとしても軸が倒れてしまう程大きく揺るがないように備えることができるようになったり、
筋力トレーニングと一緒で、少しずつできるようになっていくのが養生です。

トレーニングも養生も1日にして成らずです。

正しく知って、備えて、秋冬を元気に迎えられるようにしましょう!

ボディーガイドは「店内室温25℃ 湿度50〜60%」と運動環境を整えております。
皆様に適度に汗をかいていただける場所を作ってお待ちしております。

参考文献:薬日本堂漢方スクール 漢方養生指導士 養生総論、漢方養生プロが教える東洋医学の全てがわかる本 ナツメ社




この記事を書いた人

KUMA
KUMAコンディショニングトレーナー
『思い通りに動く』 を科学して運動を通じて問題解決へ導くトレーナー。
*節々の怪我や違和感の原因究明
*日常動作の改善
*競技能力向上
*生活習慣病対応
*手術後等の後遺障害リハビリ
*マタニティヘルス(産前産後)
などの臨床経験多数あり。
2022年6月に東京都杉並区西荻窪に自店舗『ボディーガイド コンディショニング×トレーニング』を構える。
その他、株式会社ルネサンス契約トレーナーとして雪谷24店(田園調布)にて勤務。
現場一筋、指導歴は17年目に突入。
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