BODY GUIDEのコンセプト
①自分を知る
“痛み”をはじめとした「感覚」はとても大事なシグナルです。
しかし、それに囚われすぎて「木を見て森を見ず」ということになりがちです。
事象には原因が必ずありますが、シグナルを発している箇所にあるとは限らないのです。
例えば、同じ「膝の痛み」という問題でも、人によってアプローチ方法は違ってきます。
ある人は、膝周りの筋力トレーニングやストレッチが効果的かもしれない。
ある人は、膝にストレスを与えてしまっている他の関節の動きを正常化させる事が効果的かもしれない。
ある人は、とにかく抱えた悩みを話して吐き出すことが効果的かもしれないのです。
このように「総合的・包括的」に事象を捉えます。
この考え方は、
日本ホリスティックコンディショニング協会(JHCA)理事長・矢野雅知先生が提言されている理論を基礎にしています。
FJC理論(Functional=機能的・Joint=関節・Conditioning=調整)
FMC理論(Functional=機能的・Mental=精神・Conditioning=調整)
FRC理論(Functional=機能的・Recovering=回復・Conditioning=調整)
▲矢野雅知先生の著書(絶版)
『事象のみに囚われないで、諸悪の根源を探し出す』
まずは自分を知ることからはじめましょう。
②自分に気づく
「この動作を行った時には、身体はこう動かなければならない」
「このぐらいの負荷に耐えるには、これくらいの筋力と感覚がなければならない」
などを、必ず理論的にお伝えします。
それらを知識として、身体動作として習得ができてくると、今日この時の自分にはそれが「できているのか?いないのか?」を
気づくことができるようになります。
こうして自分の中に指標が出来上がります。
『身体機能(神経-筋機能、関節機能)が正常である状態=力が入る、パワーが発揮できる、スムーズに身体を動かすことができる状態』
この状態を保つことを「体軸の確保」と言います。
「正しいフォームでの動作」ができていることと言い換えることもできます。
しかし、良い状態を常に維持し続けることは、とても難しいことです。
だから私は人の身体は崩れていくものと捉え、崩れる度合いを少なくしたり、崩れてもすぐに修正がきくようにしたり、
コントロールができるようにしていこうと考えています。
トレーナーがコントロールするのは簡単なことです。
でも、それでは意味がない。
ご自身が理解できる指標を導き出し、ご自身でコントロールができるようにならなければ根本的な解決方法にはならないと思うのです。
人間には知性があります。
コンディショニングとトレーニングには普遍的な原理原則があります。
だから私たちは目標を構築し、そこに向けてのアプローチ方法を検討し、その道のりを歩むための術を身につけることができるのです。
流行り廃りの派手なブームに振り回され、惑わされたりしないように、「心技体+知」の精神で身体に向き合っていきましょう。
『トレーニングとは今の自分を図るための手段である』
自分の身体の変化に気づける感覚を養っていきましょう。
③自分を創造する
今日の自分を確認し、理解し、修正をする。
これをコツコツと継続していくということは、自分を創り上げるということに繋がります。
ただその場しのぎで整えるだけでなく、経験値を積ませることで強化をするのです。
ハードルをひとつひとつクリアしていくと、物理的にも精神的にもブレにくい体軸として形となります。
体軸がしっかりすることで、同じ“崩れる”でも大きく逸脱した崩れ方をしなくなります。
その結果、抱えていた問題がクリアになったり、再び問題が再燃するのを防いだりします。
良くなるのは良い習慣で生活しているから
悪くなるのは悪い習慣で生活しているから
人は、習慣で作られていると考えています。
「チューニング・ハーモナイズ・トレーニング」
このトライアングルを習慣化することができると、もちろん日々の状況に応じた浮き沈みはあるでしょうが、身体機能は上昇スパイラルに入っていきます。
結果、生涯に渡っての「セルフケア(健康管理)」を行えるようになると考えています。
『やらされるトレーニングではなく、自らを律するトレーニングを』
Think and Feel 〜考えて・感じて・身につける〜
①自分を知る
②自分に気づく
③自分を創造する
これがトレーニングをすることの意味であり意義であると考えています。
セッションの流れ(一例)
①チューニング
・カラダを調律する
今日の状態の確認。
お悩みになっていることをしっかりお伺いします。

関節の動きや筋肉の弾力の確認、
神経反応を確認します。
歩行などの動作を観察することで
重心のズレを判断することもあります。
この段階でカラダの歪みが
どれほどのものなのかをしっかり確認し、
大体の問題点を洗い出しながらお話を進めていきます。



KUMAによる施術。
問題箇所について、
ストレッチで筋肉のバランスを整えたり、
関節の組み込みをアシストしたりすることで、
身体を調律していきます。



②ハーモナイズ
・カラダを調和させる
機能低下を起こしているパーツのメンテナンスをする作業です。
「上げる・下げる・止める」の単純な動作ですが、
KUMAの徒手による抵抗で最適な刺激を入れることにより、
細かい動作一つ一つにしっかりと
効果と実感を出していくことができます。
マシントレーニングでは大雑把になってしまい、
おざなりになりがちな動作も一切逃しません。
こうして各々の神経-筋や関節の機能が引き出せたこと、
良い動きができるようになったことを感じさせていきます。



体幹の安定を目標に、
各パーツを融合させて大きなパワーを生み出せるよう促します。
生活動作のほとんどが複合した複雑な動作です。
下半身から上半身に、上半身から下半身に、
抹消から中枢へ、中枢から抹消へ、
対角螺旋状へ、など各所の機能を繋げていきます。
単一動作同様、
KUMAの徒手による抵抗によるエクササイズでは、
このような複雑な動作の中でも
常に最適な抵抗の中で動作を行うことができます。



③トレーニング
・考えて感じて覚える
運動力学に基づいた動作を反復練習することで、
良い機能、良い動き方を覚えていきます。
しんどさを感じる程度のウエイトを科すことは、
身体を強くするためだけでなく、
感覚をより研ぎ澄ませるという重要な役割も担っています。





④ストレッチ
・クールダウン
人は常に一定のレベルへ戻ろうとする
「恒常性」という機能を持っています。
肉体的にも精神的にもトレーニングを通じて
テンションが上がりきりますので、
それを少しだけ沈めるお手伝いをします。
こうしてからご帰宅頂くことで、
その日の寝つきや疲労の軽減など、
体内リズムに良い影響があると考えています。



