二足自立、二足歩行の宿命
人体が自立するには、ザックリ申し上げると…
②支持基底面
③圧中心点
が関わってきます。
その中でも、知識として確実に抑えておくべきなのが
『支持基底面』
だとわたしは考えています。
わたしのところにいらっしゃる方の目的は千差万別ですが、全員に共通して必ずお話している構造理論の一つが足です。
『足裏3点』というのは、二足自立、二足歩行のために切っても切れないもの…
目的に関わらず、足裏3点を知らなければ何も始まらないのです。
三角形が全てを救う?!
足の裏への衝撃は、普通に生活していても最低でも片足に体重の1.2倍かかります。
体重50kgの人が1日10,000歩を歩こうものなら、片足に300tの負荷がかかるということです。
その負荷をうまく分散させるために実に繊細なつくりになっているのが、片足26個の骨から構成される足です。
これだけ細かいということは、柔軟に動くことができるというメリットがあります。
その反面もろいというデメリットがあります。
この細かなパーツをうまく使い、メリットを際立たせるためには…?
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足部アーチは「トラス構造」で形成されています。
トラスとは三角形の意です。
トラス構造の利点は、荷重がかかると軸方向力のみが発生し、せん断力、曲げモーメントは発生しないこと。
つまりは、ショック吸収に長けているということです。
よって、足裏を正しく使うためにまずイメージすべきは、
三角形もしくは三角錐ということになります。
距骨(距骨・足首の屈伸する関節)を頂点に、各ポイントと結ぶライン
母趾球(ぼしきゅう)ー踵骨(しょうこつ)=内側アーチ
小趾球(しょうしきゅう)ー踵骨=外側アーチ
拇指球ー小趾球=横アーチ
このラインが生み出す底面の三角形に力を伝えることが必要です。
アーチの作り方
足のアーチという言葉を耳にしたことがあると思います。
そもそもアーチって何だ?というところですが…
簡単に言うと、バネです。
この構造のおかげで衝撃を吸収できるわけですね。
それぞれのラインで張力を発生させることでアーチが形成されます。
この張力を発生させるためには、3点それぞれの箇所において
鉛直方向へ力を伝える必要があります。
「アーチ型の石橋」がわかりやすいと思います。
某アイドルグループが無人島で様々な構造物を作る番組がありますが、その番組でも作られていました。
記憶にある方は思い出しながらご覧ください(笑)
かまぼこ型の上に、なるべく隙間のないように石を積み上げていき、最後に型をブチ抜くと、落ちない!という構造ですね。
それぞれの石が鉛直方向へ作用していると、左右の壁に向かって広がろうとする力が生まれます。
そしてその力に対して、広がりすぎないように抑えようとする力が生まれます。
人の足の裏もこれと同じです。
これがアーチ構造を作り出す仕組みです。
以上のことから、第1要件として鉛直方向への荷重が求められることがわかると思います。
特に支柱となる『足裏3点』が確立されていないと、アーチは崩れ落ちます。
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まとめます。
とにかく…
足裏3点で鉛直方向にまっすぐ踏む!!!
ということを覚えましょう。
まずは頭で、それから感覚で。

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